マイホームを買うのは危険!
「夢のマイホーム」なんていう言葉がありますよね。
確かに家というのは、うまい棒や缶ジュースのように気楽に買えるものじゃありません。
普通に買ったら何千万円もするから、サラリーマンにとっては「夢」と言ってもおかしくない値段ではあります。
さらに借家だとペットを飼えないとか自分の好きなように改装できないとかいうこともあるので、
「一国一城の主になりたい!」
と思うことだってありますよね。
でも、お金の面で考えると、マイホームを買うことが特にならない・・・というより貧乏への近道になりかねないので気をつけましょう。
借家VSマイホーム
よく住宅展示場なんかに行くと、
「借家だと家賃取られるだけで損でしょ?持ち家なら自分の財産になるんですよ♪」
なんていわれますが、騙されちゃいけません。
「借りるより買ったほうが得」というのは真っ赤なウソ。
正確にはどっちが得かは誰にもわからない。むしろ損をする可能性のほうが高いのです。
その理由は、マイホームの価値がどんどん値下がりするからです。
例えば、3000万円で買ったマイホームは、買った瞬間に中古になって2600万円くらいの価値になります。
さらに、年々その価値が下がっていくんです。
そうすると、どういうことが起こるのか?
例えば10年住んだ時点で、引越ししなくちゃならなかったとしましょう。
この時点で家を売るとしたら、だいぶ値下がりしてて買った時の半額くらいしか戻ってこないかも知れません。
で、10年間の間に払った住宅ローンが1000万円だったとすると、
・家を売って入るお金が1500万円
・借金の残りが2000万円
ということになり、トータルで-500万円になります。
借金だけが残るわけです。
これが借家なら、出て行く時に何百万も取られることはありません。
「じゃあ、売らないでずっと住めば得なんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、そういうわけでもないんです。
例えば30年かかってローンを支払い終わった時点で、家の価値はほぼゼロ。
土地付き一戸建てなら土地だけが財産です。
借金が残るわけじゃありませんが、30年の間には家にかかる税金やローンの利子、家の修理費用なんかも支払ってるところがミソです。
これが借家だったら、余計なお金がかからない分だけ、たくさん貯金ができてるかも知れません。
ただし、買って得する場合ももちろんあります。
買った土地が値上がりしたりすれば、儲かる場合だってありますからね。
でも、土地が将来値上がりするかどうかなんてプロの不動産屋にだって分からないのです。
無理しないとローンの支払がキツイというのなら、大損する可能性のない借家の方が安心でしょう。
もし給料が下がったりしても、家賃の安いところに引っ越せばいいですからね。
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