無駄なこと・大事なこと
前のページでは、お金持ちになるはじめの一歩として時間を節約しよう!ということを書きました。
ただ、時間を節約すると言ったって、ご飯を5分で食べるとか、風呂に入らないとか、歩くかわりに猛ダッシュで移動するとかそんなことじゃありません。
お金と同じで、必要なことに使って、ムダには使わないようにするっていうことです。
ここで、時間の使い方について考えるときに有名な方法を紹介しましょう。
時間の使い方を考える表
時間の使い方を、2つの考え方にそって表にします。
一つは、緊急かどうか。
つまり、今すぐやることかどうかということです。
もう一つが、重要かどうか。
つまり本当にそれが大事かどうかということです。
これを表にすると4つのマスが出来上がります。
さて、それぞれのマスにはどんなことが入るのでしょうか?
具体的に考えてみましょう。
まず一つ目が左上。
ここにはすぐやらないといけない大事なことが入ります。
例えば、会社に勤めてる人なら「今日会社に行く」というのは先延ばしにできないし、とっても大事。
学生なら学校に行くことが大事。
ご飯を食べたり、眠ったりするのも生きていくために大事だし、「来週まとめてやろう」なんてできないからやっぱりココです。
次に左下。
先のばしにはしにくいけど、そんなに重要じゃないこと。
これは、あまりお客さんからかかってくるちょっとした電話とか、
しかたなく付き合ってる人からのメールへの返信なんかが入ります。
毎日のように遊びに誘ってくる人がいたら、それに付き合う時間も入るかも知れません。
三番目は右上。緊急じゃないけど重要なこと。
これは自分の夢をかなえるための勉強とか、健康のために運動をすること、自分でお店を始めるための準備というようなことに使う時間が入ります。
四つめが右下、緊急でも重要でもないこと。
これは暇つぶしのようなもので、ダラダラテレビを観るとか、飲みに行ってグチを言うとか、テレビゲームを何時間もするとかいうことです。
どこを削るべきかは、すぐわかりますよね。
そう。重要じゃない下の二つです。
まず、自分の一日を考えてみてください。できれば、起きてから寝るまでを何をしていたかを紙に書いてみるといいです。
たぶん、普通の人は緊急でも大事でもない事に、けっこう時間を使ってるんじゃないでしょうか?
あと、何となくやってしまってるけど本当は重要じゃない左下のマスに入るようなことも、できるだけ見つけ出すようにしてください。
人間ですから、ダラダラする時間を完全に無くすのはムリだと思いますが、あんまり時間を余計なことに使っていたら、大事なことがいつまでたっても進まないですからね。
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