もしもお金がなかったら

ここで「もしもお金がなかったらどうなるか?」ということを考えてみることにしましょう。

ところでここでいう「お金が無い」は、収入が少ないとか貯金が無いとかの、いわゆるビンボーってことじゃなく、そもそも社会にお金をやり取りするしくみが無いということですからね。

何かが欲しいと思ったときに・・・

さて、ある時あなたは、お昼にタマゴサンドを食べたいと思いました。
(タマゴサンドが嫌いな人は、別のものに置き換えて想像してください)

でも、お金というものがない社会なので、コンビニやスーパーでタマゴサンドを買ってくるということはできません。

欲しいものは自分で作るか、物々交換で手に入れるかしかないのです。

自分で作ると言っても、パンやタマゴなんかの材料も用意されてません。
パンを作る小麦粉や、卵を茹でる鍋すら「買う」ということはできない。

「とりあえず小麦の栽培からはじめよう!」
というところがスタートライン。

小麦を育てるには種が必要だから、まずどこかで野性の小麦を見つけて、小麦粉を作ったら「小麦を欲しがってて鍋を持っている人」を見つけて交換してもらう。

で、それが手に入ったら、こんどは卵です。

卵は腐りやすいから、料理をする直前に手に入れておかないといけない。

でも近所にニワトリを飼っているひとはいないから、こっちから卵が手に入りやすい所に移動して…

待てよ。マヨネーズも欲しいな。
卵から自分で作るとして、お酢はどうするか…

いつまでかかるんだ!っていう話ですよね。

文明社会では、全部を自分で調達したり、物々交換の相手をを見つけるなんてことはとてもやってられないのです。

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