無視できない海外

「経済とは何か?」で、経済の主役は家庭と会社、そして政府の3つだと書きました。

最初のステップでは話を分かりやすくするために上の3つだけを登場させたんですが、さらに経済をよく知るために、ここでもう一つ大事なキャラを一つ登場させましょう。

4つめの重要なキャラは「海外」です。

増え続ける海外との取引

その昔、今みたいに飛行機や電話が発達していない時代には、商売はほとんど一つの国の中でまわっていました。

仕入先も国内、作るのも国内、お客さんも国内。

外国から入ってきたものは珍しく、「舶来モノ」なんて言われたりしてたわけです。

でも、今は日本で売られているものの中から日本製のものを探すのが難しいくらい海外との取引は活発になっています。

どっちかというと、今や日本で作られたものに「国産」っていう表示が必要な時代。

舶来モノと国産品の立場が入れ替わってしまったような感じです。

ちょっと前までは輸入会社を通してしか買えなかったものも、今では個人で輸入したり、インターネットで直接注文することができるようになりました。

数十年前はずっと遠くにあった海外の「経済の輪」はどんどん近づいている、いや、もう日本の経済の輪と半分重なってると言ってもいいくらいです。

海外の不景気が回ってくる?

海外との取引が活発になって、お互いの経済の輪がからみ合うようになると、今度は好景気・不景気というものまで海外からやってくるようになります。

例えば、海外が不景気でモノが売れなくなれば、海外向けにたくさんのモノを輸出していた日本の会社は売上がガタ落ち。
そこでお金の流れにブレーキがかかって、日本の経済を回るお金の勢いまでなくなってしまう、ということが起こるのです。

実際に最近では、アメリカで発生した不景気のせいで、世界中のいろんな国が同時に不景気になる・・・ということが本当に起こりました。

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