バブル経済ってなに?
好景気・不景気の話をする上で、必ず出てくるのがバブル経済というもの。
1980年代後半の日本もバブルの時代と言われていますけど、実際にその時代はものすごい好景気で、土地や株の値段、サラリーマンの給料なんかもすごく高かったのです。
でも、その後、一気に不景気に向けて急降下。
「バブルがはじけた」という表現を聞いたことがない人はいないでしょう。
バブル経済とは何なんでしょうか?、そしてなぜそれがはじけてしまったのでしょうか?
日本の不動産バブル
最近のバブルの中で特に今の日本の景気に大きく影響しているのは、やっぱり20年くらい前に起こった不動産バブルでしょう。
当時の日本は、土地の値段がどんどん上がりました。
その原因は、みんなが「土地が値上がりするもの」だと思ってどんどん買おうとしたから。
本当なら、物にはちょうどいい値段というのがあります。
例えば不動産なら人に貸したときに家賃がどれくらいもらえるかとか、そこでお店を開いたときにどれくらい儲かるか?とか。
でも、みんなが
「値上がりするから買う」
ってなったから、実際にその土地にどれくらいの価値があるかということは別として値段だけブクブクに膨らんだわけです。
空気いっぱいの風船か泡みたな値段の決まり方。まさにバブル。
でも、あるとき政府が法律を変えたことで、不動産を売ったり買ったりしにくくなってしまいました。
そうすると、売れない土地に価値はないから、どんどん値段が下がります。
値下げしても売れないから、また値段を下げる、その勢いは止まらない急激な値下がりです。
そして借金して不動産を買ってた人や会社は、売れない不動産と借金だけが残っちゃた。
こうしてお金の流れに一気にブレーキがかかり、日本は不景気になった。
簡単にいうと、これが不動産バブルの正体です。
その他のバブル
はじけたバブル経済は、他にもあります。
日本なら2000年くらいに、
「インターネットとかで商売している会社って、これからものすごく儲かるんじゃないの?」とみんなが思ったから、そういう会社の株価がすごく高くなってITバブルになりました。
で、その後
「そうでもないかも!?」
っていう話になって急激に値下がり。バブルがはじけたのです。
最近ではサブプライムローン問題っていうのがありましたけど、これはアメリカで起こった不動産バブルの一種。
最近は海外のバブルが弾けると、世界中に影響があったりするから大変です。
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