銀行の役割

経済のことを考える上で、特に重要なのが銀行です。

銀行だって他の会社と同じように商売をしてお金を稼いでいる「会社」だけど、やってる仕事は普通の会社とはちょっと違う。

というわけで、銀行が経済の中でどんな仕事をしているのかを見てみましょう。

お金を安全に保存

なんと言っても私たち庶民に一番わかりやすいのが、お金を安全・確実に預かってくれるという役割じゃないかと思います。

銀行に預けておけば、サイフごと落としちゃう心配もない。
家にドロボーが入っても、現金をそのまま盗まれるることはありません。

万が一、銀行強盗が銀行のお金をかっぱらっていっても、銀行は私たちが預けたお金をちゃんと返してくれます。

銀行も商売だから潰れてしまう可能性はゼロじゃないけど、もしもの場合も1000万円までなら補償されるから安心です。

もし銀行がお金を預かってくれなかったら、タンス預金が盗まれないかビクビクしながら暮らすことになってしまうでしょう。

お金を払う、受け取る(決済)

もう一つ、生活の中でよく使うのがお金の支払いや受け取りにつかう決済という役割。

これはたとえば、通販で洋服を買ったときにお店の銀行口座にお金を振り込んだり、バイトの給料を自分の口座に振りこんでもらったりというやつです。

最近はクレジットカードで買い物をしたり、ネット通販を使う人も多いと思うけど、離れた人や会社と取引するには銀行の決済が欠かせません。

もしこれがなかったら、何を買う場合もいちいち現金を用意して、封筒に入れて送らなきゃいけなくなっちゃいます。
給料日も、誰かに襲われないか周りをキョロキョロしながら帰ることになるでしょう。
yahooオークションに参加したら、全国を旅して回ることになりかねません(笑)

お金の貸し借りをお手伝い(仲介)

直接は使う機会が無い人も多いけれど、お金を貸したり借りたりするための手助けも銀行の大事な役割です。

例えば、お店や会社を始める時なんかは、何千万円もお金が必要だったりしますが、そんなお金を持ってる人はすごく少ないですよね。

だからほとんどの人は、銀行からお金を借りて(融資を受けて)お金を用意するわけです。

このとき、お金のある人から預かったお金を、借りたい人に貸すというのが銀行のお仕事。

銀行があるおかげで、たとえば100人の人が1万円ずつ預けたお金を、100万円にして一人の人に貸すこともできるようになります。

誰かが使わずにとっておいてるお金を他の人の役に立てることができる。
このおかげで世の中に回るお金の量を増やして、みんなの商売を繁盛させる効果もあるんです。

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