「機会損失」は大きな損!

あなたがコンビニでアルバイトをしていて、そのアルバイト先に歩いて向かっていると想像してみてください。

そうすると、前からクリップボードを手に持った妙に愛想のいいオバチャンが近づいてきました。

オバチャンいわく、
「スミマセ~ン。アンケートなんですけどよろしくお願いします~。」
と、愛想笑い全開であなたにクリップボードとペンをさし出してきます。

「いや、バイトに遅刻しちゃうので・・・」
あなたはそう答えて断ろうとしますが、相手は厚かましさも全開、百戦錬磨のオバチャンです。

「いやいや、いいじゃいの。ちょっとだけですよ。ホラ、これとこれに答えるだけだから・・・」
と嫌がるあなたに無理ヤリペンを持たせてアンケート用紙に記入させてしまいます。

結果、あなたは5分遅れてアルバイトに遅刻。

優しいバイト先の店長はそれほど怒らなかったけれど、時給は15分単位で計算されるので、あなたの給料は数百円減ってしまう結果になりました。

給料明細を見ながらあなたはきっと思うことでしょう。
「減った分の給料、あのオバチャンに請求したいくらいだよ・・・」
と。

そう。
正しくこれが機会損失というものです。

時間といっしょに失うものは?

あなたはオバチャンに引き止められたせいで時間を失いました。
これは「他のことをする機会」を失ったとも言えます。

アンケートのおばちゃんはあなたから直接お金を盗んだ犯罪者ではありませんが、機会損失という形であなたの時間を盗んだ迷惑者なのです。

当たり前ですが、時間というものは無限にあるわけではありません。
そして失った時間は二度と戻ってこない。

だから機会損失はお金を直接失うのと同じくらい、いや場合によってはそれ以上の大損失になる場合だってあるかもしれません。

機会損失は物やお金が直接盗まれた場合と違って、自分の手から何かが無くなったという実感がありませんが、だからこそ危ないのです。油断は禁物です。

機会損失は「ビンボーヒマなし」への一本道。
どうかそれを忘れないで下さい。

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